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歯科セミナー マイクロ

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1日に宮崎市であった歯科顕微鏡セミナー。

肉眼で治療するのではなく、顕微鏡で治療していくというもの。

 

少しずつこの業界でもひろまってきました。

講師はその業界で有名な、東京広尾の三橋先生と銀座開業の吉田先生。

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ほんとにお二人ともすごい。

顕微鏡で治療っていうのは、まずね、時間がかかるんですよ。通常の治療時間の2倍~3倍かかります。当然治療のクオリティも上がるんですね。(治療に慣れたらですけど)

ある歯科医院で、麻酔して、むし歯削って、埋める治療に30分でやっているようなものを、顕微鏡治療では数十倍に拡大して、手間暇かけて治療するわけ。だから90分とか、120分とかかかるんですよ。

 

歯科治療をやっていて、歯科医師は皆当然ながら、患者さんの病態を治したいと思っているんですね。ただ、「俺がこういう風に治療やれば、どんなケースでも100%うまくいく!」なんて言いきれる先生はきっと世界中のどこさがしてもいないんですよ。そこが電化製品を直すのとわけが違うところ。

でも100%に近くなるようにみんな努力しているんです。

 

すべてを100%ではなくても100%の成績に少しでも近づける方法は、歯科医師の日々の鍛錬と、技術を向上させるための機械や材料なんです。

 

その治療成績の向上のために注目されているのが、顕微鏡治療ってこと。

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肉眼より顕微鏡で治療するほうが、クオリティは高くなりますが、患者にとってはいくつかハードルがあります。

それは基本的に顕微鏡治療は、ほとんどが健康保険でできないことが多いということです。そりゃあ、肉眼だと30分でやる治療を、顕微鏡では2時間とかかけてやるわけですから、仕方がないです。

それと3分おきにうがいをしたがる方は無理かな。

最低でも30分は口をあけてじっとしておいてもらわないと・・・。

 

顕微鏡治療中に実際にどんなことをやっているか、オンタイムで見せてくれる先生もいますから、機会があったらみせてもらうといいですよ。(治療中、顕微鏡にうつったものをそのまま患者本人が見えるメガネをつけさせてくれます。ドラゴンボールのスカウターみたいなやつね)

 

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。