親知らずとは大人の歯の前から数えて8番目で、大臼歯(大きい奥歯の3番目)のことです。
専門用語では智歯といいます。
なぜ親知らずというか?いくつかの説があります。
①成人すると親に口の中をみせることがなくなり、その後にはえる歯だからという説
②乳歯が子供、永久歯が親にみたてると、智歯には対応する乳歯がもともとないからという説
③昔は人間の寿命が短く、智歯がはえるころには親は死んでいたからという説
ちなみに英語ではWisdamToothといいます。
Wisdamは知識とか知恵という意味ですが、知恵がつく大人になってはえる歯という由来だそうです。
親知らずは色々なトラブルを引き起こし、抜かざるを得ないケースがほとんどです。
現代人の顎はどんどん小さくなっているのですが、歯の数は人間が猿だったころと同じ数あります。歯の数が多すぎるため、まっすぐはえてこないことも。
心配なのは抜くのに痛くないのか?ですが、麻酔がきいていれば、抜くときはいたくありません。はえ方によって抜いた後の痛みや腫れはちがいます。