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3Dプリンター

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3Dプリンターで拳銃をつくった大学職員が逮捕されましたね。

この事件、個人的にはけっこうショッキングな事件なんです。

 

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3Dプリンターって多くの普通のひとは、「そんな機械見たこともないし、使ったこともない」なんてきっと思っているでしょう。しかし、歯科治療において3Dプリンターは、ブーム真っ只中。型をとって歯をつくるのに、3Dプリンターでつくるのが、かなり浸透してきています。この4月からその一部が保険診療でも認められるようになりました。

つまりあなたの口の中にも今後3Dプリンターで製作したものがどんどんはいっていく可能性があるということです。

歯科医院や、小さな歯科技工所がもっている機械は、比較的小さなものですが、拳銃の大きさくらいつくれる器械をもっている歯科関係の会社も多々あります。

金属でつくることも可能です。

 

つまり、ノウハウさえ知っていれば普通の人が簡単に拳銃をつくれる機械が世の中に出回っているということです。

 

拳銃が簡単につくれるということにびっくり。(そもそも拳銃をつくるという発想そのものがびっくりなんですが)

 

金属探知機にうつらない銃や、ナイフを作ることができるということ。なんて恐ろしいことなんでしょうか。今後裏社会で使われるようにならなければいいのですが・・・。

 

もう一つショッキングなのは、あの銃みたいなものを警察が、銃と判断したこと。(当然っちゃー当然ですが)

男性なら子供のころ、鉄砲遊びを一度はやったことがあるはずです。駄菓子屋でプラスチックの銀玉をつめて・・・空き缶や鉛筆をねらう。敵と味方に分かれて打ち合って遊ぶ。

そのうち玉のとぶ威力とか、距離のいいものを欲しがってきます。これ水鉄砲でも同じですね。

またさらに相手にあたって痛いものが欲しくなります。(戦争ごっこですから)

そういうものほど金額が高くなるのですが・・・。

 

そして、中学高校、成人して趣味がエスカレートすると、エアガンにはしるんですね。エアガンってマニアじゃなくてもうつとけっこう楽しいんです。1つ数千円から数十万円までさまざま。

 人によってはそれらを改造して、威力やスピードをアップさせるといいます。

 

おもちゃがエスカレートして、どんどんすごいものを追い求めていくっていうのは、男性なら誰にでもあるんですね。

 自動車の改造とか、高価なフィギュアの収集、高級熱帯魚飼育などなど。

 

私はエアガンマニアではないですが、マニアが本物に近いものをほしがる気持ちはわかります。

一度本物の銃を撃ったことがあります。ハワイのツアーで。勿論合法です。マニアではなくてもドキドキワクワクしましたもの。

今回の3Dプリンターの容疑者は、これが法律にまさかふれるとは思ってなかったのではないでしょうか?でなければ、動画にアップしたりしないはず。

今回捕まったのは、作ったものが『銃』だと判断されたからなのですが、その判断基準って何なんでしょうか。殺傷能力?ベニア板12枚を打ち抜く威力だったそうですが、これがベニア1枚程度ならOK???

 

この容疑者は銃と同じ能力のあるものを作ったわけなので、摘発されるのは当然のことでしょう。ただグレーゾーンがブラックと判断される最初の1例、これは法律の意味からするとすごくショッキングな事件だと思うのです。

 

日常生活にはグレーゾーンというものがたくさんあります。正しく生きていると思ってもしらないうちにグレーゾーンを歩いていることさえあると思うのです。

堀江貴文氏が言っていました。「刑務所にいる人は、意外にも普通の人が多い。あなたもいつ犯罪者になるかわからない!」と。

 

昔、駄菓子屋にパチンコといわれるゴム銃がうっていました。

アクション映画でこのパチンコをつかって敵を殺すというものがありましたが、使い方によってはこれも場合によっては殺傷能力があります。ということは、まさか摘発の対象になる???

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 この事件をみて、思い出した映画があります。

クリントイーストウッドの『シークレットサービス』1993年の映画ですね。

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大統領のシークレットサービスのクリントイーストウッドと

大統領を狙う殺し屋のジョンマルコビッチ

 

マルコビッチはパーティー??で大統領に近づくとき、金属探知機をとおります。そのときに身につけていたものが今回のような非金属の樹脂製??の銃なのです。弾は金属でしか作れないため、自分のピアスに弾だけかくして、まんまと金属探知機やシークレットサービスの目をすり抜けるのです。

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この映画をみたときに、「そんな銃なんてできるはずがない!でもできてしまったら大変なことだ」と思い、ずっと忘れられずにいたんですね。

ありえないと思うことが、科学技術の発展とともに日常化してしまう。怖いですね。

 

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↓ 宮崎日大高校出身のこの芸人さん(とろサーモン)。3Dプリンターとはまったく関係ありません。(笑)

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ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。