1.   
  2.   
  3.   
  4. 歯科医が被災地にできること

歯科医が被災地にできること

npimage

◇被災地からこのくらいはなれていると、本当に必要とされているのもは何なのか、わかりません。

被災者が議員さんに対し、避難所に1泊してみてください。そうするとわかります、といってました。

「確かにその通り」

お偉いさんはご自身の食料や備品は万全の準備で現地視察されているでしょうから。

 

宮崎ではマスコミの情報をうのみにするしかありませんので、難しい部分もありますね。口蹄疫や鳥インフル、新萌岳と1年間でかなりの被害をうけ、隣県で差別さえうけた宮崎人は地震の被災をうけていない他の県民より、少しは気持ちがわかると思います。

だから宮崎県民の運動で、「口蹄疫のときはみんなに助けてもらった、今度は私たちが恩返しする番だ!」とよびかけしているすがたもみます。(まだ口蹄疫での経済的被害はほとんど解決していないんですけどね)

 

 

 

◇お笑い芸人の江頭2:50分さんが、震災直後すぐ自腹で物資を購入し、現地に乗り込んでくばったというニュースが話題になっています。記事によると、彼は照れ屋なので帽子を深くかぶり、わからないようにしていったそうなんですが、現地でばれてツィッターの載りわかったらしい。事務所も関係しておらず、売名行為でもないとうこと。

この行為が「すごい!、エガちゃんかっこいい!、他のひとも見習え」と称賛されているんです。

彼はアンダーグラウンド芸人として、抱かれたくない芸能人で毎回上位にくる人物。それなのに

「普段ばかなことばかりやっている人が、いざというとき行動するてのはかっこいいよ!」ともコメント。

 

「俺の稼いだ金はこういうときのためにあるんだ!」と前の地震のときもいってました。

うーん、ちょっと感動。震災直後に行動するなんてすごい。

 

 

◇今日のヤフー掲示板に、職業のゼッケンがかいたものを付けている姿がありました。

看護、とか、美容師とか・・・。

いろんなひとが自分の技術をもって協力していらっしゃるんだな。知り合いの薬剤師さんが今日から現地にいくそうです。行くのに3日かかり、現地で3日活動するそうです。薬や薬の情報がなくなった人に、どういう薬をだしたらいいか、判別する人手がたりないんだそうです。

我々歯科医は現地でどんな活動をしているか?といいますと、歯科医師会から希望者をつのり、お手伝いにいってるんです。歯の治療・・・・・も確かにあるかもしれませんが、メインは『検死』。

 

亡くなった人の身元の判定にいくんですね。外部の損傷がひどい場合、歯の治療あとが判定に重大な基準になるんです。DNA判定のほうが確実ですが、費用が全然ちがいますし、断然はやいんです。

御巣鷹山の飛行機事故や、阪神大震災でも活躍しました。

ちなみに私はまだ検死をしたことはありません。地震以外でも変死体が見つかった時は、どこかの歯科医が検死をしているんですね。以前の検死官との勉強会で検死の方法をならいました。

通常歯科は死に直面することの少ない科なので、やはり検死という仕事がいざまわってきた場合、正常な心理状態で私にできるかどうか・・・・。(検死するご遺体というのは概して損傷がひどい場合が多い) 

検死にかぎらず、私たちにできることは何か考えていきます。

 

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。