院長のブログ

インターネットが普及したことや、少子化で一人の子どもに時間をかけることができるようになったせいなのかわかりませんが、最近は患者さんが色々と医療に関する知識を身につけています。

 

でもその知識でかなり間違った知識や、かたよった考え方になっていることも少なくありません。

先日もある患者さんから聞かれました。

 

「最近は、外国や東京では矯正は害があるからやらなくなっているんでしょ!」って。

 

まあなんとハチャメチャな噂が飛び交っているのか・・・・涙

 

昔からいつまでたっても論議がおさまらない『フッ素賛否論』

この論議正直、もうめんどくさいんですよね。よく周囲の先生たちと話すのですが、いいとか、悪いとかいうのはもう数十年前におわった論議で、いまさらこの話を議論していく時間がもったいないというか・・・。

 

「ママ友からフッ素は外国ではやらなくなっているとききました」

「ネットで調べるとフッ素は毒だと書いていました」

 

なんてときどき聞かれるのです。

 

時には

「フッ素を使うと、将来子供ができなくなる」

「フッ素は将来アルツハイマーになる」

「フッ素は臓器に影響がでる」

というような馬鹿げた情報まで出回っています。

そのたびに1から説明するのですが、そのたびに残念な気持ちになってしまいます。

 

本当のところフッ素っていいのですか、悪いのですか?と聞かれたら、正しく使えばすごくいいものです。

 

と、はっきり答えることができます。

正しくというのは、保存方法、容量、使用方法を守ればということです。

 

私たちがどれだけフッ素は危険なものではありません。どんどん予防しましょうと唱えてきても、今だにフッ素に関する大きな誤解がきえることはありません。

 

かりに宮崎市の100人の歯科医師がフッ素の安全性と効果を唱えても、たった一人の歯科医師がフッ素反対論をメディアでとなえると、マスコミを通した分だけそっちの意見の方が正しいように伝わってしまいます。

 

フッ素が反対される一つの理由は、化学物質をたかが(本当はたかがではない)虫歯のために強制的に摂取させることはまちがっているという考え方です。

 

だ・か・ら・・・・・正しく使えばすごくいいものなんですって。

 

 

以前、行きつけのお店の大将からフッ素のことを聞かれました。同時に

「でも正直虫歯がなくなったら、先生たちの仕事が少なくなって困るんじゃないですか?」って。

 

いえいえ、医療って病気をなくすためにやっているわけですから、国民病である虫歯や歯周病はなくなった方がいい!そう思わず、虫歯や歯周病がどんどん増えて患者さんがふえればいいなと思うようならもはや医療人ではありません。

 

虫歯がなくなって仕事がなくなるなら、自分が社会に貢献できることはもうなくなったと退くのが自然の摂理です。

 

 

考えてみましょう。

フッ素を普及させ虫歯を減らす運動をして、私たち歯科医師にどんなメリットがあるのでしょうか?

 

はっきりいって、虫歯が減れば、全体的な患者さんの数は減るでしょう。

 

フッ素塗布自体はたいした利益にならないので、経営的にはほとんどメリットはありません。

 

何が得なのでしょう?

 

『美味しいものが何でも痛くなく食べれて、大きく笑っても恥ずかしくない見た目の美しさを保つ』

 

歯科医師の利益のためではなく、患者さんの幸せのためにフッ素普及活動をしているのです。

時には休日にボランティアで予防の大切さの活動をすることもあります。

 

フッ素が普及して、むし歯が減れば、たしかに経営という意味では、デメリットかもしれませんが、病気を治すという医療本来の目的からすれば、医療人としてはこれこそがメリットといえるわけです。

 

           つづく 

 

 

 

 

 

 

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