院長のブログ

私も嫁も父親がなくなってずいぶんたちます。

そのため、母の日はお祝いやプレゼントをしても、父の日は素通り。

 

そもそも私の父は子育てに無関心で、子供たちが何かをしてもさして喜ばない少し変わった親父だったんですね。

こんなこというと、「そんなわけないでしょ」って皆さんは思うでしょうけど、うちの父は希少生物のような珍しい人だったので、うちの家族はその言葉にまちがいなくうなづきます。

中学生のころ、小学校低学年の弟と一生懸命貯めたお小遣いで、父の誕生日のプレゼントを買いにいきました。私はガラスのビンに本物のアゲハチョウの標本が入ったペーパーウェイト、弟はシャンパングラスを選び、ラッピングしてもらいました。確か弟のグラスが800円くらいで、私のが1500円くらいだった気がします。当時の私たちにとって大金ですよ。

その日おじさんたちが20名くらい自宅に来て酒盛りをしていました。(何かの打ち上げでたまたま誕生日がかさなった)

その席にいって、父にあげたんですね。勿論喜んでくれたらいいなと思って・・・。

 

結果は、父は喜ばないという次元ではなく、ラッピングさえ開封されず、1Wたってもほったらかし。

 

私もショックでしたが、小学生の弟もかわいそうで・・・。いまだに忘れず。

あっちなみに、いまでも弟のグラスだけは残っていて、私がワインを開けるとき使っています。それを使うときにいつも思い出すんですよね。苦い思い出。

そんな風なので子供が父の日の似顔絵なんて書いても、よろこんだりもしなかったわけです。そういえば母の日の思い出はあっても、父の日は記憶がないなあ。

 

そんな不遇な幼少時代を生きつつ、兄弟だれも前科を持つことがなく、立派なおじさんになりました(笑)

父の日なんて意識したことなかったんですが、16日スーパーにいくと、父の日セール開催中。

息子のベビーカーを右手、ショッピングカートを左手に、ふと考えてみました。

「あっ、俺、父の日対象者だ!」

貼り出されている子供たちがクレヨンで書いた父親の絵をみながら、いつか俺にもこんな絵を書いてくれる日がくるのかと思うと、胸がきゅんときます。初恋のレモンの香りがしてきそうなせつない気持ち。

これが普通の親の心境なのかどうかはわかりませんが、少なくとも私の父親にはそんなメルヘンな感情はなかったと思います。

私たちが赤ちゃんのころ、そんな風になぜ思わなかったんでしょうかね?こんなにかわいい息子たちなのに(笑)

 

スーパーのアナウンスに少し笑ってしまいました。

「えーーーー、今日は父の日です。1年で唯一お父さんが胸を張れる日です。・・・・・・・・・etc.」

 

そうか、世間のお父さんは、父の日以外は肩身がせまい思いをしているのか・・・(涙)お父さん業も大変だなあ。

 

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