院長のブログ

前回からのつづき・・・・・前回から順にお読みください

 

ハングオーバーっていう意味わかりますか?

英語で二日酔いっていう意味ですね。

最近、全米コメディーNO1ヒットした『ハングオーバー』っていう作品も文字通り二日酔いのお話。

 

中には歯科医もでてきて、われわれ同業者は笑ってしまいます。続編もあるのですが、どちらも男性の友人たちがたくさんお酒を飲んで、朝起きたら、周りがおかしなことになっている。歯科医の顔にタトゥーがあったり・・・。

どうしてそうなったのかわからず、原因を調べていって・・・・・・・・・・・・。

 

まあなかなか面白いので見てみてください。

 

 

 

 

 

おでんをつくっていつの間にか寝てしまった私。夜中嫁の寝言で起こされた。

 

嫁:「お、おでんの汁が・・・・・・」

 

普段どんなことがあってもお風呂に入り、歯を磨き、化粧をおとしてから眠る嫁。

その嫁が普段着のまま布団に入っており、「おでんおでん」とうなされていた。

 

私:「わかった、わかった、あした俺がまた出汁をつくるよ!」

 

 

 

しばらくして、また寝言

嫁:「おでんの汁が、少なくなった・・・・・・・どうしよ」

私:「わかった、わかった」

 

 

 

 

嫁:「おでんの汁が・・・・・」

私:「・・・・・・・ZZZZZZZZ」

 

仕事の日の朝、いつものように目を覚ました。

どうやら嫁は私の汚したキッチンを掃除してくれたらしい。私は基本的には2日酔いはめったにしない。

お目覚めパッチリ。

 

大量のおでん、今日の晩御飯が楽しみ。

 

 

嫁の「汁が少なくなった」という寝言。

 

多少、保温熱で蒸発したのかもしれないし、義母におすそ分けしたので、目減りしたからかもしれない。

 

「・・・・ったく仕方がないなーぁ」 

当店は秘伝の出汁を継ぎ足し継ぎ足しして創業時から変わらぬ味を提供する店である。今日の夜のために水をたして一度軽く沸騰させておこう。仕事前にやっておくのは苦ではない。

 

 

煮物は温度がさがるときに味がしみていく・・・と世間ではいわれる。

 

「君たちはいったいどんな成長をとげているんだい?!」と思い

10人前以上ある鍋の蓋を開けてみる。

 

 

すると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

汗   

 

 

 

私:「し、し、汁が、な、ない!!!!!」

 

蓋をあけた途端、その中身がありえない変貌をとげていたのである。

汁がないどころか、具もほとんどない。

 

それどころか、鍋の中が、とても完成した当店自慢のおでんの色ではない。今回はできるだけ透明な色になるように、出汁を調節したつもりだ。

なのに鍋の中の色が、

ムンクの名画『叫び』のようなどろどろしたおどろどろしい色になっていたのである。↓

 

munnku.jpg 

「ぎゃーーーーーー!!!」

 

私は食べた記憶はない。確かに酔っていたし、完成以降の記憶もない。

2日酔いはないが、こういう風になっている理由が把握できない。

 

まさに映画ハングオーバーのような光景である。

どうしてこんなことに・・・・・・(涙)

 

いやこの空腹感は絶対に食べていないはず。嫁入り前のように白い肌で可憐だった大根は、もはや切り干し大根か、燻り[(いぶり)がっこ。人間の年齢に直すと85歳はこえている。

 

※ 説明しよう。燻りがっこ(いぶりがっこ)とは秋田県の名産でタクアンを燻ったような漬物のことである。

ちなみに一部ではクリス松村さんは、芸能界の燻りがっこと言われているとかいないとか。↓

 

燻りがっこ↓

 

 

いぶりがっこ.jpg

クリス松村さん↓似てる??

 

クリス松村.jpg 

 柔らかい牛スジがきらいな私は、歯ごたえが残るように、長時間煮込まないように気をつかったつもり。それがドロドロ・・・(涙)

 

里いもも、ジャガイモも、丸天もすべて見るも無残な状態。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・涙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「なぜ???」

 

プロ仕様の寸胴は確かに保温性がよく、火を消しても1時間くらいは余裕でアツアツのおでんが食べられます。蒸発??

それとも具が汁をすいこんでしまったのか??

 

 

答えは見つからず、嫁を起こして

私:「おでんの汁全くないよ、ひどいことになってる!」

 

 

嫁はその原因は知らないという。普段着で寝ていたくらいなので、深夜の出来事の記憶がないらしい。

 

 

 

1日かけたおでんと、ビールを楽しみにして仕事をがんばるはずだったのがこのありさま。

 

 

この事態「誠に遺憾でございます」

 

その日の仕事を終え、帰宅。

嫁:「ちくわぶが、かなり焦げてたよ!」

 

 

私:「焦げてた?」

 

 

絶対にありえない。微妙な火の加減をして沸騰させないように気をつかっていたし、火の前を離れるときは火をとめて、余熱によって完成させたはずだから・・・。

 

 

「これは、まちがいなく私か、嫁かどちらかが私の記憶がない時間に長時間火をつけたにまちがいない。」

 

おでん泥棒が夜中に侵入し、火をつけて食べて帰ったとは思えない。

 

溶けた具もあろうけど、明らかに食べて少なくなっている。

 

 

私の空腹感からすると・・・・・・・・・・・・。

 

 

ちなみに嫁は、おでんの具でいうと一番好きなのは、王様でも女王でも、お姫さまでもない。

 

一兵卒であるこんにゃくと白滝。

 

 

↑こいつらは絶対に溶けないはず。

 

 

 

・・・・・・・・・が、彼らの数が激減していたのだ。

 

私か、嫁か、おでん窃盗団か、いったいだれの仕業か今となってはわからないが、数時間かけてつくったおでん王朝は、一晩で崩壊、落城してしまった。

 

全滅(ToT)/~~~

 

これで『おでんの国の悲しいお話』という物語はおしまいです。

そのうち絵本になるかも知れないのでぜひご購入を!(笑)

 

 

 

追記・・・・このお話はここで終わったわけではありません。勘のよい方ならもうおわかりでしょうが・・・。

 

姫だけ疎開して美しいままの姿で生き残ったんですよ!トロットロの半熟煮卵状態で。(喜)

 

 

「何?おでんの国って、ばっかじゃないの?」というひややかな目で私をみる嫁・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

▲このページの先頭へ

ブログがオープンしました。