院長のブログ

 真面目なブログばかり書いていると、「つまらない」とか、「病んでいるの?」なんていわれてしまう私。

 

ですが前回のブログはちょっとくだらなさすぎました。笑

 

今回は少し真面目に歯科のお話を一つ。

 

うちの長男は今1歳半です。

おそらくですが、世間一般的にいうと、卒乳してもいいころです。ですが、彼はまだ卒業できていません。3歳くらいでも母乳を飲んでいる子もいるらしいですね。最近、子育ての考えからすると、あまり無理矢理に母乳をやめさせなくてもいいといいますね。母乳をながく飲んでいた子供は、将来情緒的に安定するとか(本当のことはわかりませんが)

 

では母乳とむし歯の関係はどうなのでしょうか。

昔は、歯科医でも「ながく母乳を飲んでいると、むし歯になるからすぐやめさせなさい!」と言ってたそうです。

これ一部正解で、一部は間違いです。

1歳半すぎても母乳を飲んでいるようなら、『むし歯要注意』←このことは間違いではありません。

うちの長男は、むし歯要注意なわけです。夜中泣き出すと、母乳を飲ませないと泣き止まないのです。(ちなみに、哺乳瓶はかなり早く卒業しました)

そろそろやめさせようと思っても、なかなか無理なんです。

ではどうしたらいいか。

 

そもそも、母乳はPHが6.7くらいでたくさん飲んでも虫歯にはなりにくいのです。(歯が溶けるのはPH5.5くらいからといわれています)母乳を飲みながら寝てしまうことでできるむし歯は、母乳そのもの原因ではないのです。

離乳食をたべて、その汚れが付いたままになっていると、むし歯の原因菌のミュータンス菌が、そのよごれを餌として、増殖し、酸を出すのです。

赤ちゃんが母乳を吸うときはベロをロール状にして、そのベロと、上の歯や、上の唇を密着させて吸うのです。そうすると、母乳の中に上の歯がずっと浸漬された状態になります。その空間はミュータンス菌や、食べ物のカスの充満した母乳なわけですから、当然むし歯のできる環境になるわけです。

 

小さいお子さんで上の前歯がひどいむし歯になっているケースがあります。

この理由は①上記の理由   ②哺乳瓶をくわえたまま寝ること。哺乳瓶の中身がジュースだとかなり危険(スポーツドリンクや乳酸菌飲料をいれちゃだめですよ)

 

一方、大人でも、子供でもむし歯や、歯周病になりにくい場所があります。それは下の前歯です。下の前歯の裏には唾液腺があっていつも唾液にさらされます。唾液は魔法の液体です。むし歯になりにくい成分がふくまれていますし、全身を健康に保つことができる成分も含まれています。

 

母乳を飲ませながら寝かせるのを避けられない場合、いくつかの注意点を守りましょう。

①寝る前の歯ブラシは、嫌がっても上の前歯だけは最低限きれいにしてあげましょう。

②そもそもミュータンス菌が赤ちゃんにいなければいいので、常在菌の安定してくる3歳くらいまではできるだけ大人からの唾液の伝播をさけましょう。軽いキスくらいなら大丈夫ですが、歯ブラシや、お箸の共有、親が口にいれて咀嚼したものを赤ちゃんに食べさせたり、、熱いものを冷やすのに「ふーふー」もできれば避けましょう。

③3歳くらいまでは砂糖はできるだけあたえないこと

 

【結論】

 

ミュータンス菌が少ない(いない)状態、歯に汚れがついていない状態だったら母乳でむし歯が進行する可能性はかなり少ない

 

・・・・・ということです。

 

 

 

 

 

 

  

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