院長のブログ

きっと今年は『スマロス』という言葉がはやるだろうな。

スキー客のバス事故、あれほんとに気の毒ですね。平日に夜行バスでスキーだからきっと若い大学生が多いのだろうな!とおもっていたら案の定 若い人ばかり。

若いひとというのは日本の宝なんです。

私みたいな、いつ死んでもおかしくない初老のおじさんとは、わけが違います。ほんとになんでこんなことになってしまうのだろう。

格安ツアーだったらしいけど、やすくするためにきっといろんな部分(安全を守るのに必要なことまで)を極限まではぶいていったのでしょうか。

 

安いのはいいこと。でも安くて質が悪いのは当然だめです。100均で買ったものがすぐだめになるのは、仕方がないかもしれません。

しかし、利益を優先して健康を害したり、命を危険にさらすようなことは絶対にダメだ。

 

患者さんから電話等のお問い合わせで「オタクはインプラントいくらですか?」なんて聞かれます。

アクアのインプラントの価格は、宮崎市でいうとたぶん普通の価格だと思います。

相場より安すぎず、高すぎず。

保険のきかない自由診療なので各医院値段はさまざまですが、ものには適正価格というものがあります。

材料のとの原価率、難易度、加工費など。

 

お店を経営していて、1080円で仕入れたものを1080円でうったら赤字になることは大人なら誰でもわかります。

たしか消費税に関しては この場合80円の50%をお店側が税金として払うんだったかな(まちがっているかも)

 

家賃、人件費、光熱費などをかんがえると、1080円で仕入れたものは、3000円程度で売るのが標準だと思います。

原価率(材料)は30%以下におさえるのが一般的。

 

歯科の場合でもそうなんですが、保険治療の多くが原価率を無視した設定になっているのです。

以前書きましたが、材料費が1500円なのに、1000円しかいただけないような、ありえないものがたくさんあるのです。

こんなのほかの業界でありますかね?患者さんは信じがたいでしょうけど。

 

「インプラントは30万円します!」といわれて、ほかの歯科医院にお問い合わせしたら15万円といわれたので安い方の歯科医院にかようことになったという患者さんがいます。

これってなぜそんな値段でできるのか?って患者さんはわからないですよね。

 

適正な価格を逸脱したようなものは、それ相応のものでしかないのです。

宮崎弁ではそういうことを『値段がた』といいます。安いものはやすいなりのもの、いいものは高くなるという意味です。

歯科医院側はなぜ価格をやすくするか!

それは、「その医院が良心的だから!」ではありません。

 

理由はたった一つ。

「宣伝のため」でしかありません。

 

私たちが習いにいくすごい歯科医師で値段をやすくする方はいままで一人もみたことがありません。

 

やすくする理由がありませんから。

処置後のアフターケアまで考えると、適正価格を逸脱することは結果患者さんが、被害を被ることになります。

もし私がたとえば今のインプラントの価格を半額で提供しようとなったらどういう風に経営をかえるか。

 

きっと

安いメーカーのインプラントをさがします。それがたとえメイドインチャイナであろうとも。

滅菌、消毒はてげてげ(宮崎弁でだいだい)でやります。

保険でもうからない治療はやりません。

今の倍のアポイントをいれます(1時間かけてやっていた治療を30分以内にします)

スタッフの人件費をへらします。福利厚生もやめます。

地域で一番安い歯科技工士さんに被せをつくってもらいます。

技術向上、知識向上のためのセミナーや学会はお金がかかるのでいくのをやめます。

バンバン宣伝をして薄利多売で収益をあげるようにします。

とにかく数をこなします。

診査診断もでげてげで。

短期間でだめになっても保証はいたしません。

インプラントが必要ない方にもインプラントをいれないといけないとゴリ押しします。

歯科医療の1つのツールとしてのインプラントではなく、お金儲けのためのツールにして歯科医師ではなく『インプラント屋さん』になります。

 

 

・・・・・・・・って感じでしょうかね。きちんと治療をしたら適正価格は患者さんからいただきますが、医の倫理をわすれずにいち医療人として携わっていきたいです。

健康に直接関係するような医療費の安売りって怖くないですか?

 

 

だから、申し訳ありませんが、お金儲けの手段でしかない危険な安売りは当院ではいたしませんので・・・。

 

3日前のニュースより。 ↓

医療の安売りは経営の悪化と質の低下を招いてしまう。適正価格の 1/3以下だった医院の残念なニュース↓

 

【北海道】札幌の歯科医、矯正途中に閉院 費用前払い、連絡取れず

小中学生の歯の矯正を特別価格で行うと宣伝していた札幌市内の歯科医院が2015年4月に閉院し、
治療中だった患者の保護者が男性院長と連絡を取れなくなっていることが12日に分かった。
治療開始時に10万円以上を前払いした人もいて、札幌市保健所には4月以降、延べ49件の相談が寄せられている。

連絡が取れないのは、札幌市中央区で2005年に開業した歯科医院の院長。
同医院は、13年から15年3月にかけて札幌市内で配布されるフリーペーパーの広告で、
一般的に保険外診療の矯正費用について、
「特別価格」として小学生12万8千円、中学生19万8千円(いずれも税別)と掲載していた。

中学1年の長女(12)が同医院で矯正の治療を受けていた札幌市中央区の男性(44)は、
14年夏の治療開始時に一括で約14万円を支払った。
他の保護者とともに治療費の返還を求め、弁護士に相談することも検討している。
患者が放置されている状況について、市保健所は「医療法上の違反はなく、保健所に指導する権限がない」と話す。

以下ソース:北海道新聞 01/13

 

 

 

 

 

 

 

 

▲このページの先頭へ

ブログがオープンしました。