院長のブログ

日本で歯科医師という職業の人気が、諸外国に対して低いのはなぜでしょうか?

 

誤解があってはいけないのですが、「歯医者にならなければよかった!」といっている先生は、少なくとも私のしっているなかでは一人もいません。私も今のしごとにつけて本当によかったと思っています。一般の方がおもっているよりはるかに奥深く、アカデミックな内容なんですね。

 

人気格差の原因・・・それは  日本が世界に誇るという『国民皆保険制度』 なんです。

歯科治療で4000円もかかると、「高けーー、あそこの歯医者!」なんて言われてしまうことがあるのですが、これね、世界的な標準価格でいうと格安なんです。

歯科治療の報酬は、アメリカと比較すると 1/10~1/20

(奥歯の神経の治療でいうと、日本が約8000円 アメリカだと15万から20万円)

フィリピンやシンガポールと比較しても 1/7~1/15

程度の値段です。

 

差額を歯科医師がうけとれるわけではありません。

 

お国が定めた料金設定が、ありえないレベルで低いわけです。

 

日本の保険システムだと、

どれだけ時間をかけ丁寧にして、最高の治療をしても、

適当に治療しても報酬は同じなんです。治っても治らなくても点数は同じ。

高い材料や、いい機械をつかっても報酬は同じ

技工士さんに頼む技工料金は上手な方だと高くなるのですが、

上手で高い技工士さんに作ってもらっても、下手で安い技工士さんにつくってもらっても歯科医院の報酬は同じ。

経営のことを考えると、真面目にやっている先生ほどバカをみるわけですね。

 

安く治療をうけれる保険システムをそりゃあすばらしいですよ。

診断や、注射、投薬をメインとした医療であれば、医師の診断が適切であればそれほど差がでるものではありません。

(たとえばA医院と B医院で 内服薬がでたとして、薬が同じならば結果に違いはでないという意味)

 

しかし歯科というのは、歯科医師がどれだけ丁寧にやるか、いい材料を使うか、歯科技工士さんや衛生士さんの腕の違い、などなど同じ値段でものすごく差がでるものなのです。

安い値段で最高の結果になればそりゃあいいですよ。

 

つづく

 

 

 

 

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