院長のブログ

委員をしている歯科医師会の公衆衛生委員会で、小児科(小児歯科ではなく)の先生に昨今の小児医療にかんしてご講話いただきました。

講師は、宮崎市のどんぐりこども診療所の院長先生です。

先生は小児心理学にも精通されており、医療というより、子育てと小児心理中心のお話をしてくれました。

 

とくに心配されていたのが、スマホ子育てです。

おっぱい飲ませながら多くのママがスマホをいじっています。いえ母乳の時間がママのスマホの時間にさえなっているというのです。

スマホをしているときママは赤ちゃんをみていません。赤ちゃんはママをみつめていても、ママの目はよそを向いているのです。

これでは、赤ちゃんの心理状態にいいわけがありません。

 

 

歯医者の立場から言ってもこれは問題があります。

片手でスマホをしながら母乳を与えたり、ミルクをあたえると、頭の位置が後屈してしまい、とても飲みにくいのです。

本来は赤ちゃんが、母親の乳首を鼻や口の感覚でさがして、赤ちゃん自ら飲みに行く行動を促さねければならないの(捕食動作の一つ)に、

むりやり母親の乳房に赤ちゃんの顔をおしつける感じになるので、口腔周囲の機能の発達を抑制してしまいます。

 

両手で赤ちゃんをささえて、赤ちゃん自身が一番リラックスできる状態でないといけません。

 

それから、アプリ子育ても要注意とおっしゃっていました。

スマホの超有名なアプリに鬼から電話がかかってくるものがあります。

 

例えば子供が泣き止まなかったり、いうことを聞かないとき、このアプリをつかうと、鬼から電話がかかってくるのです、

「泣いてる子はどの子だ!!!」みたいな。子供はこわがって泣きやみます。

 

先生いわく、「もう最悪ですね、こんなのつかっていたら、将来人を刺すような人間になるかもしれませんよ!」って。

小児心理にとても悪いらしい。

 

また今はインターネットが生活の一部になり、すべての情報をネットからうけとる親が多くなっています。

歯科でもそうですが、多くの間違った情報がインターネットにでまわっており、それをうのみにして結果不利益を得ることが多いのです。

フッ素でもそうですね。フッ素は毒で、子供がダウン症になるとか、ガンになるとか、そんなくだらない情報を信じた人の家族が、むし歯だらけなのをみて、私は悲しくなります。

 

 

子供になにか体調変化をあると、ネットでしらべて、救急医療機関に電話してきて「うちの子は〇〇病だと思うのですが・・・」と自分で難病の診断をしてくるというのです。おかあさん、ネットしている時間にお子さんにやってあげることがあるでしょ!って。勝手に診断して、先入観をもたれるのもとても困りますしね。

 

子供が泣くと、スマホの映像をみせたり、スマホのアプリで遊ばせます。

2歳なのに、スマホの指使いが大人なもの子供もいるといいます。小児でスマホ中毒。

スマホで間違った情報を得るのは問題ですが、情報を得ていないのも問題です。

今日の新聞に、はちみつを食べさてていた6か月の赤ちゃんが亡くなったという残念なニュースがのっていました。

 

先生の診療室にも、小児の救急外来に 乳飲み子にチョコレートやいくらを食べさせて アナフィラキシーショックで駆け込んできたりする子供がいるというのです。アナフラキシーは命にかかわりますから。

子供をまもれるのは親しかいないんですよねぇ。

 

ネットやテレビ、DVDを中心とした子育ては、いくら技術が発展しても所詮2次元的なもの、平面のものなのです。(3Dも単なる目の錯覚であり、平面)そういう子育てをしていると、立体感や嗅覚、味覚、などすべての感覚の成長を疎外してしまうらしいのです。

だからすぐ転んだりもします。

 

 

ママは忙しくて大変なのはわかりますし、スマホはなくてはならないものでしょうけど、せめて乳児期だけはできるだけ控えたほうがよさそうです。

子育ての仕方が、人間対人間ではなく、メディア対人間になってきておりとても弊害がおきています。

 

 

本来発達障害ではなく育つはずだったのに、スマホ育児やメディアなどの影響で結果、発達障害のようにになってしまうお子さんが多いのではないかということでした。

 

たった40分なのでさわりしか聞けませんでしたが、とてもいいお話でした。

・・という私もテレビ見ながらごはんたべているので、人のこと言えないんですけどね

 

追記

9歳までの子供の死亡事故の原因はほとんどが不慮の事故だそうです。

0歳  窒息

1~4歳 窒息と交通事故

5~9歳 交通事故

「ちょっと目をはなしたすきに・・・」とよく言われますが、3歳以下の子供をちょっとでも目を離したらダメです!だそうです。

目を離した原因がスマホだったら、何のいいわけもできませんから、ご注意ですね。

 

▲このページの先頭へ

ブログがオープンしました。